放射線室
放射線室では、5名の診療放射線技師により、一般撮影装置、X線透視撮影装置、乳房X線撮影装置、 骨密度測定装置、X線CT装置、MRI装置などによる検査を行っています。
CTは64列のマルチCTを有しており、腹部動脈、心臓の冠動脈などの3D画像も提供しています。 ほぼ全ての装置がデジタルシステムとなっています。
デジタル化することによって画像診断向上、劣化のない画像保存、迅速な画像検索・閲覧が 可能となり、検査の結果を従来よりも数段早く医師へ送ることができ、早くて適切な治療を可能にしました。
・一般撮影
・マンモグラフィ
・CT
・MRI
・X線透視
・骨密度測定
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一般撮影室 X線を使って胸部・腹部・頭部・脊椎・四肢など 体のいろいろな部分を撮影します。 撮影部位によっては身に着けている金属類・貼り薬などを 外していただく場合や検査着に着替えていただくことがあります。 当院では、CR装置を採用しています。 この装置の導入により、常に安定した画像が得られるようになりました。 さらに半永久的に画像の保存が可能となりました。 |
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ポータブル装置 ポータブル装置は回診用です。 病棟から撮影室に来ることのできない患者さんの撮影をするための装置です。 病棟の患者さんのベットサイドに行き、撮影します。 |
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マンモグラフィ室 ・マンモグラフィー撮影認定技師(日本乳ガン検診制度管理中央機構)3名 |
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CT室 平成21年9月に導入されたMDCT装置(64列)によって、 冠動脈(心臓)、大動脈・血管系、胸部、骨格などの幅広い検査に対応し、 それらの撮影したデータをもとに3D(3次元)画像や多方向断面画像を 作成できるなど、高画質・高細密な画像を提供できるようになりました。 ほとんど苦痛を伴いませんが、 息止めや体を動かさないなどの制約があります。 また、必要に応じて造影剤を使用する場合があります。 |
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MRI室 平成21年9月に強磁場MRI装置(1.5T)を導入しました。 MRIは、強い磁力と電波を当てることにより、 体の中の様子を画像化することができます。 頭部・脊髄・関節・腹部など様々な部位の検査を行っています。 MRIで使われる磁力や電波は、人体には影響ありませんが、 ペースメーカーをされている方、かなり前に使用された脳動脈クリップなど、 体に金属が埋め込まれている方は検査を受けられない場合がありますので、 検査前には必ず問診を行い確認させていただきます。 |
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X線TV室 X線TV室ではX線を人体に連続的に照射することにより リアルタイムで画像を得る検査を主として行っています。 単純撮影に比べ被曝量は若干増加しますが、 単純撮影では得られない情報を得ることができ、 その使用用途は多岐に及びます。 おもに ・消化器系(食道・胃・小腸・大腸・胆道系) ・泌尿器系(腎臓・膀胱・尿道) ・整形外科系(脊髄・骨折整復) の検査を行います。 |
骨密度測定 骨粗鬆症の診断や治療の経過観察に有用とされています。 測定部位は、腰椎、大腿骨頚部の測定が可能です。 2種類のエネルギーピークを持ったX線を測定箇所の骨に 照射し、透過するエネルギーの減衰から骨塩量を測定する 制度の高いDEXA法(Dual Energy X-ray Absorptiometry) で検査を行っています。 |
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外科用イメージ おもに整形外科領域(人工関節・骨折など)の手術時に利用されます。 |
モダリティ | 装置名 | |
一般撮影装置 | 3台 | 日立 DHF-158HⅡ(2台). DHF-155H3(1台) |
ポータブル撮影装置 | 2台 | 日立 シリウス130H. シリウス130H(手術室用) |
乳房撮影装置 | 1台 | 日立 LORAD M-Ⅳ |
X線TV装置 | 2台 | 日立 EXAVISTA. TU-3000 |
CT装置 |
1台 | PHILIPS Brilliance 64 |
MRI装置(1.5テスラ) |
1台 | 日立 ECHELON Vega |
骨密度測定装置 | 1台 | 東洋メディック Exploerer |
外科用イメージ | 1台 | PHILIPS BV Vectra |
夜間・休日も待機制により24時間救急に対応可能な体制をとっています。
また、当院の保有する診断機器を有効活用すべく、CT、MRIの委託検査を地域連携室を通して 広く受け入れております。
地域の皆様に貢献できるよう、スタッフ一丸となりそれぞれが目標を持ち、 常に新しい情報・技術を習得し、質の高い画像の提供に日々努力しております。
当室への疑問・要望がございましたら、お気軽に声をかけてください。
また、当院では遠隔読影システムを 導入しております。
CT検査・MRI検査は放射線科専門医が読影し、レポートを作成しますので、的確な診断が提供されます。